マダム・キュリーと朝食を
どうして、目に見えないもののことは、 みんなこんなにも簡単に忘れてしまうんだろう。

「東の都市」へと流れて来た猫と、震災の年に生まれた少女・雛(ひな)。目に見えないはずの“放射能"を、猫は「光」として見、少女の祖母は「声」として聞く――。
キュリー夫人やエジソンなど、実際のエネルギー史を織り交ぜながら時空を自在に行き来し、見えないものの存在を問いかける。卓越した想像力が光る、著者初の長編小説。

初出「すばる」集英社
第27回三島由紀夫賞候補
第151回芥川龍之介賞候補作品

『マダム・キュリーと朝食を』
著者:小林エリカ
装丁:田部井美奈(kvina
出版社:集英社
2014/7/14
定価:1404円

BOOK STORE→http://bit.ly/1sy8EGO

“Breakfast with Madame Curie”
Erika Kobayashi
Book Design Mina Tabei (kvina)
2014/7/14
1404yen

nominated for
the 27th Mishima Yukio Prize in 2014
the 151st Akutagawa Ryunosuke Prize in 2014

Finding The Unseen and Tracing The Unrecorded  Why author Erika Kobayashi writes about radiation
An excerpt from the beginning of “Breakfast with Madame Curie”
IGNITION

http://ignition.co/82